「飽和脂肪酸」に要注意!
食べることで、コレステロール値を改善してくれる食材が「魚」です。
青魚に多く含まれる「EPA」(イコサペンタエン酸)は、中性脂肪を減らすなど、脂質異常の改善に効果があります。
現に、漁業地域の人は他の地域の人に比べ、動脈硬化になりにくいことがわかっています。
水産庁のHPでも、EPAの効果が紹介されています。
【青魚に多く含まれるEPAの効果】
多く含む魚介類 | 成分の概要・期待される効果 |
---|---|
マイワシ、クロマグロ脂身、サバ、ブリ | 血栓予防、抗炎症作用、高血圧予防等 |
※水産庁HP参考
魚油に多く含まれる高度不飽和脂肪酸が、血液のサラサラにして、心筋梗塞や脳梗塞の予防に役立ちます。
食べ物に含まれるコレステロールより、悪玉(LDL)コレステロールを増やしてしまうのが、飽和脂肪酸です。肉の脂肪などにも多く、常温で白く固まるのが特徴です。
日本人8344人を対象に調査したところ、男女ともに飽和脂肪酸の摂取量が増えるとLDLコレステロール値が高いことが分かりました。
卵は、100gあたりに含まれるコレステロールは420mgですが、それに加えて飽和脂肪酸が2840mgも含まれています。
卵以外にもいろいろな食材に、飽和脂肪酸が含まれています。
【飽和脂肪酸を多く含む食材例】
・豚バラ肉
・鶏皮
・ベーコン
・牛カルビ肉
・バター
・マーガリン
・生クリーム
・チーズ
豚バラ肉の飽和脂肪酸は、実に卵の5倍以上にもなります。
脂身の多い肉や乳製品などにも、飽和脂肪酸は多く含まれているので、肉料理より魚料理を増やすなど、食生活を工夫しましょう。
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